FileMaker

FileMakerで簡単に電子メールを受信する方法とは?

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FileMakreのソリューションで電子メールを受信をしたいと思ったことはありませんか?

オンラインショップを経営されている店主さんであれば、オンラインショップの受注時に自動送信される受注メールを自動的にデータベースへ取り込んで物流業務に連携させる。

システムを導入されている企業であれば、お客様とのメール履歴を全て、顧客データと自動的にひも付けて管理をする。

また業務でFAXを使用されている場合、eFAXのようなFAXを電子メールで受け取ることができるサービスと組み合わせることで、ペーパーレスとデータの一元化を実現する等、様々な利用シーンが想定されます。

ご存知のとおり、FileMakerは標準機能で電子メールの送信は可能なのですが、受信機能は搭載されていません。

しかし、この標準にない機能もプラグインを使うことによって比較的簡単に実現することができます。

電子メールの受信をサポートするプラグインはいくつかありますが、今回は360WorksのEmail PlugInをご紹介したいと思います。

非常にシンプルで、かつ必要十分な機能が備わっているので、ぜひご参考にしていただければと思います。

プラグインの販売サイトはこちらです。

360Works Email PlugIn:http://360works.com/email-plugin/

デモバージョンのダウンロード

Email PlugIn のページから、BuyNowボタン→Demo Version のダウンロードでデモライセンスのプラグインファイルをダウンロードすることができます。

■【 Buy Now】ボタンをクリックします。

360Works FileMaker Email Plugin Send and Receive HTML Email in FileMaker

 

■Demo Version のダウンロードボタンをクリックします。

360Works Store

 

■Just take me to Checkout/Downloadボタンをクリックします。

360Works Store

 

■以下の内容を入力して、Download Files ボタンをクリックします。

360Works Store

 

■ダウンロードしたZipファイルを解凍すると、プラグインファイルと共に、サンプルソリューション等、下記のようなファイルが同梱されています。

360Works Email 2 03 1

 

■それぞれの環境にあったプラグインをインストールしてください。

環境設定

Email PlugInの価格と使用制限について

360Wroks Email PlugInには、6つの価格帯があります。

概ね一般的には次の3つのうちのどれかを使用することになると思います。

Single-user License($95.00)

文字通りシングルユースを前提としたライセンスです。 FileMakerServerでこのプラグインを使うことができないため、サーバサイドで定期的なメールの受信を実行といった利用方法はできません。

Workgroup License($195.00)

10名以下の1つの法人で無制限に利用できるライセンスです。
Single-user Licenseと同じくFileMakerServerでこのプラグインを使うことはできません。

Enterprise License($395.00)

1つの法人において、1台のFileMakerServerに対してインストール可能です。
FileMakerServerのスケジュール実行機能を使って、バックグラウンドで定期的にメールの受信を実行することが可能です。

これ以外にも、Solution Bundle Licenseや Portfolio License等がございます。
ご興味のある方は、こちらのページへどうぞ。(英語)

https://secure.360works.com/360Store/WebObjects/360Store.woa/wa/add?product=EMAILPLUG

弊社での開発事例

このEmail Plugin、弊社の開発事例ですと、長野県観光協会さんが企画・運営されている「楽園信州ファンクラブ」の会員管理システムや、同じく長野県観光協会さんが企画・運営されている「信州スノーキッズ倶楽部」の会員管理システムでご利用いただいております。

双方の事例共に、新規会員申込のフロントエンドとなるWebサイトから、会費のオンライン決済と同時に、クレジットカード決済システムから自動送信される決済完了メールをFileMakerで受信。

その後、受信した電子メールの内容を解析して、自動的にFileMakerの会員管理データベースに登録するといった使い方をされています。

特に信州スノーキッズ倶楽部に関しては、それまで手入力であった1日数百件の会員登録作業が、完全に自動化されたことで、大幅な作業工数の削減を実現できたと伺っております。

また、これ以外にも現在進行中のプロジェクトでは、CRMシステムに電子メールの送受信機能を組み込み、お客様とのやり取りを顧客データベースに紐づけて管理をする…

もしくは、オンラインショップで受注時に自動送信されるメールを、FileMakerで受信して、その内容を自動解析し、物流業務支援システムで再利用する…

といったソリューションを開発中です。

 

ビデオチュートリアル

こちらの記事でご紹介しているテクニックを動画にまとめてみました。
実際にFileMakerのソリューションを用いて、どの様な仕組みで電子メールを受信するかをステップバイステップで解説しています。

この動画で使用しているサンプルソリューションのダウンロードはこちらです。

360Works Email PlugIn が受信できるメールサーバ、及びメール

動画デモでは、メールサーバに対して暗号化なしのIMAP接続をしていますが、もちろんSSL/TLS暗号化、POP3での接続などが可能です。

また、恐らく実業務でも相当使われていると推測されるGMail環境下でも利用可能です。

受信できるメールについても、今回はプレーンテキストのみを扱っておりますが、HTMLメールも受信することができます。

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