社内システム開発の内製化支援・共同開発プラン

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「もう少し本格的なシステムを開発したいんだけど、自分たちだけだと技術も人手も足りない…」

「今はなんとか自力でシステムを作っているけど、本当にこの設計や実装方法が正しいのかよくわからない…」

「開発が属人化していて、その人に退職されたらシステムの面倒を見れる人がいなくなる…」

「もっと効率よく、洗練されたシステム開発技術を習得して、より開発をスピードアップしたい…」

 

共同開発プランは、このような声にお答えするためのサービスです。

このサービスでは、お客様が社内システム開発の内製化を目指されるにあたり、我々の技術者が実際に御社のプロジェクトにメンバーとしてだけではなくとして参画させていただきます。メンターとは、仕事上の指導者、助言者の意味です。

私達のご提供する、このサービスの目的は、将来的に私達の手を借りなくても、自立した内製化チームを立ち上げ、そして収益性の向上に貢献するソフトウェアの開発・運用とシステム開発内製化を担う技術者の育成を同時に実現することをです。

具体的には…

と、ここで細かな説明をするよりも、実際の事例をお読みになっていただいたほうが、よりサービスの主旨をご理解いただけると思います。

ここでは長野県千曲市の製造会社様で、実際にご提供させていただいた事例をご紹介させていただきます。

Access/VBAとPHP/MySQLを用いた開発が限界に…

長野県千曲市にある製造業のH社様(年商30億)では、これまでMicrosoftAccess/VBA、もしくはPHP/MySQL等で、小規模ながらも、実業務に無くてはならないアプリケーションを自分たちで開発されていました。

しかもこの開発は、情報システム部門のスタッフではなく、生産管理部門のスタッフであるNさんが開発されていました。小規模ながらも、ボトムアップアプローチ…現場レベルで内製化を実践されていたのです。

こちらのNさんは、過去にシステム開発会社に勤務されていたこともあり、幾つかの開発言語をマスターされていました。このスキルを活かし、社内PCに標準的にインストールされていたAcccess/VBA、また無料で開発・運用環境が構築できるPHP/MySQLの組合せで、自部門や関連部門の業務を効率化するためのアプリケーションを開発し、そして実際に運用されていました。

そんなボトムアップアプローチによるシステム開発の内製化…

当初は順調に開発・運用されていたのですが、時間が経つにつれて幾つかの問題が出てきました。

まず、Access/VBAの組合せではどうしてもスタンドアロンレベルのアプリケーションしか開発できません。時間をかけてシステムを開発し、そして運用しても、その効果はExcelで作られた簡易的なアプリケーションのように極めて限定的です。

また、無理をしてAccess/VBAで開発されたデータベースをファイルサーバに配置して複数人で共有すると、高い頻度でデータベースファイルが破損してしまい、その影響で業務が停止してしまうこともしばしばありました。

次に、MySQL/PHPの組合せは、やはりどうしても開発に時間と手間がかかります。

確かに複数人でデータ共有できるアプリケーション開発はできるのですが、生産性が低い開発プラットフォームは、それだけでシステム開発内製化の足かせになってしまいます。

開発をご担当されているNさんは、生産管理部門に所属されているので、当然別の本業を持たれています。情報システム部門のスタッフや、システム開発会社のプログラマのように、開発に専念できるわけではありません。

なので、十分な開発時間を確保することは難しく、大量のコーディングが必要なMySQL/PHPの組合せでは、自分たちの望むスピードと品質で開発していくことが困難になりました。

Nさんはこういった問題を解決するために、「もう少し効率よくソリューションが開発できて、かつ容易にデータ共有が可能な開発プラットフォームはないか…」と、さまざまな開発ツールを探されます。

そんな調査の過程でFileMakerプラットフォームを知ることになります。

FileMakerプラットフォームを知る

ちょうどその頃、タイミングよくFileMakerジャパン主催のセミナーが長野市で開催されることを知りました。Nさんは、より詳しい情報を求めてそのセミナーにご参加されます。

そのセミナーで発表される様々な開発事例をご覧になり「これはやはり今が抱えている問題を解決できるかもしれない…」と思われたそうです。

このセミナーを受講後、Nさんは、早速FileMakerProAdvancedと市販の書籍数冊を購入して、FileMakerによるソリューション開発の学習を始められました。

もともと、Acccess/VBAやMySQL/PHPでの開発経験はあったので、FileMakerプラットフォームでも、簡易的なソリューションであれば直ぐに開発はできるようになったそうです。しかし、いくら開発生産性が高くても、より本格的なソリューションを開発し、そして安定的に運用していくためのスキルを習得するには、どうしても時間が足りませんでした。

と言うのも、その頃、H社様では物流業務で様々な問題を抱えていたのです。

Nさんは、その問題を解決するためのソリューションを早急に開発したいと思っていました。

しかし物流業務と言えば、同社の基幹業務のひとつ。より信頼性の高い高度なアプリケーションを開発する必要があり、自分だけの手で開発するには手に負えないことが明白でした。

そんなソフトウェア開発に関する悩みを抱えている中で、物流業務の問題は日々大きくなる一方。このままだと経営そのものに大きな打撃を与える可能性もあると判断した同社は、Nさんを中心に、物流業務支援システムのアウトソーシングを検討し始めます。

そこで、インターネットや付き合いのあるPC販売会社さんを通じて幾つかのシステム開発会社に提案を依頼しました。

しかし、そこで得られた提案は、使い回しのような提案書、そして予想をはるかに超える額の見積もり金額でした。

Nさんは、もともとシステム開発会社にいらっしゃったので、この辺りの「嗅覚」は優れています。このままアウトソーシングしても絶対にうまくいかないことを確信され、開発を外注することをひとまず一旦中止されました。

そして再び、FileMakerプラットフォームの勉強と情報収集を開始されます。
そんな時に、私達にお声がけをいただきました。

共同開発プランのご提案

私達は、まずNさんに状況をヒヤリングさせていただき、2度目のご訪問の時には物流センターを見学。同センター内の業務を詳細に観察させていただき、また同時に現状使用されている内製で開発したシステムも見せていただきました。

私達は、Nさんが熱心にFileMakerプラットフォームの勉強をされていた事、そして実際にAccess/VBA・MySQL/PHPで内製されたアプリケーションの完成度から、全てを私達で開発する必要は無いと判断しました。

また、Nさんには、将来的にはFileMakerで高度なアプリケーション開発を自社内でできるようになりたい、そして自分以外にもFileMaker開発者を育てていきたいというご意向もございました。

そこで、「それでは新しい物流支援システムを私達とNさんで共同開発しませんか?」と、共同開発プランのご提案をさせていただきました。

つまり、Nさんが自分で出来る部分は自分で開発する。私達はシステムの基盤となるデータベースの設計、及び実装が難しい部分のプログラミングを担当させていただきますというご提案です。

また、このサービスでは私達の開発標準ルールや、カスタム関数ライブラリ・標準スクリプトライブラリ等といった私達の開発資産も同時にご提供させていただくお約束をしました。

さらに、Nさんの技術力向上を目的に、開発中のソリューションの設計における重要な点の解説や、開発テクニックの解説動画をご提供させていただくお約束もさせていただきました。

解説動画をご提供する理由は、何度も何度もそれをご覧いただき、より確実に、より早く開発技術を習得していただくための工夫です。そして将来的にNさん以外の開発者を育成される時にも、その動画を教育コンテンツとしてご利用いただくためです。

開発環境はクラウド・開発手法はアジャイル

そして開発手法は、FileMakerプラットフォームに最適なアジャイル開発手法で行いました。

まず最初に、ユーザインタフェースのプロトタイプをBalsamiq Mockupsで作成します。

これで、システム全体の輪郭を可視化したあと、1〜2週間毎に実際に動くアプリケーションをリリース。

Nさんだけではなく、現場で利用されるエンドユーザも巻き込んで、実際にソフトウェアを動かしながらシステムの完成度を高めていきます。

また、開発用のFileMakerServerは、NTTコミュニケーションズが提供するパブリック・クラウド上にインストールしました。

これは、Nさんやエンドユーザが、いつでも時間がある時に、最新のアプリケーションを評価できるように、そして私達とNさんが、同じサーバで共同開発することを実現するためです。

開発の過程においては当初のモックアップを作成した時点では「見えていなかったこと」もたくさん発生しました。

特に解決したい課題の優先順位の変更により、プロジェクトの開始時点では想定していなかった機能の実装や、予定していた機能を全く異なる方法で実装する必要が出てくるなど、短いプロジェクト期間に相当の変化が発生しました。

しかし、このような変化の激しい環境下でこそ、アジャイル開発の良さ、そしてFileMakerプラットフォームの柔軟性が生きてきます。全体的な開発ボリュームやスコープを柔軟に調整しながら、これらの変化に対応します。

このように、私達は共同開発というプロジェクトを通して確実にソフトウェアの完成度を高めていき、そしてエンドユーザを含めた利害関係者さまとの多くの対話を通じて、強い信頼関係を築くことができました。

予定通り3ヶ月後にシステムリリース

そして開発着手から3ヶ月後、予定通りソリューションは無事にリリースできました。

結果、本システムのリリースで解決したかった問題をほぼ全て解決することができました。その効果は、物流センタースタッフの総労働時間や、出荷ミスの減少など、具体的に目に見える形で改善されたと伺っています。

当然、リリース直後には幾つかの微調整やバグの発生もありました。

しかし、このソリューションは実装レベルでNさんと共同開発したものです。軽微な修正や機能拡張はNさん自身で素早く対応することができます。

こういった保守対応の中で、Nさんが技術的に迷う部分は、私達がオンラインで画面を共有しながら、一緒にスクリプトの修正内容や拡張機能の設計概要をレビューさせていただくことで対応しました。

システムリリース後は、あくまでも我々はトレーナーに徹し、実際にコードを触るのはNさんという役割を守りました。

こうすることで、業務中に何かトラブルが発生した際にも、Nさんご自身で対応することができます。物流業務といえば、基本的には止めることのできないシステムです。しかし、絶対に止まらないシステムをつくるには、膨大な時間とコストが発生します。

なので現実的には、「止まっても直ぐに対応できるしくみ」を如何に経済的に構築できるかが成功のカギになります。そういう意味でも、この共同開発プランは、非常に持続可能性の高い運用環境を実現することができました。

こうして、業務上の問題を解決すると同時に、NさんのFileMakerプラットフォームの技術力向上という2つの目的を同時に達成することができたのです。

共同開発プランのより具体的な契約内容

私達がご提供する共同開発プランはこのチャートのように進んでいきます。

共同開発プラン

※画像をクリックすると拡大表示します。

1.初回ミーティング

このページの最後にある、初回ミーティングご希望フォームからお申込みいただくと、担当者より折り返しお電話を差し上げ、初回ミーティングの日時を調整いたします。
初回ミーティングにかかるお時間は1〜2時間程度です。

2.無料ご相談期間

初回ミーティング以降、2〜3回のご訪問をさせていただき、お客様が解決した課題の整理や、解決に対する優先順位付けなどを行います。もし、想定するソフトウェアの利用場所が、オフィス外の工場や物流センターの場合、実際の利用場所を見学させていただくことが有ります。

3.無料お試し期間(1ヶ月)

私達のサービス内容をご理解いただけたら、正式に契約を締結し具体的な開発に入ります。
そして開発開始から1ヶ月目は無料お試し期間となります。

インターネット上で提供されているWEBサービスやオンライン・ソフトウェアなどでは1ヶ月間は無料で試用できるサービスがポピュラーですが、私達のサービスにもこの「試用期間」を設けています。

契約を開始するとすぐに、クラウド上に開発環境を構築し、お客様がいつでも開発中のソフトウェアを評価できる環境をご用意します。そして私達は、このクラウド上に構築されたFileMakerServer上で開発を行います。

開発はFileMakerプラットフォームとアジャイルソフトウェア開発手法をつかうので、1〜2週間毎に、実際に動くソフトウェアを確認しながら、開発を進めることができます。もちろん、お客様にも、実際に操作していただくことが可能です。

開発中のプロトタイプに関するご説明は、Skypeやチャットワーク、もしくはGoogleDriveの動画ストリーミングサービスを使って、お客様と蜜にコミュニケーションを取りながら熟成していきます。

そして1ヶ月経過の後、私達のパフォーマンスをご評価いただき、契約続行の意思確認を行います。

もし、契約の続行をご希望されない場合、クラウド上の開発用FileMakerServerをクローズし、プロジェクトは終了します。もちろん「無料お試し期間」なので、ご請求は発生しません。

契約の続行をご希望される場合、初回のご請求書を発行させていただきます。

4.正式契約

無料お試し期間からの開発を引き続き行います。
概ね、無料お試し期間を含む開発開始から2〜3ヶ月で最初のアプリケーションをリリースして、実業務で使っていただくことを目標に開発を進めます。

もちろん開発ボリュームによって、もっと早い段階からリリースできることもあれば、もう少し後ろにずれ込むこともあります。その後は、概ね1〜2ヶ月に1度のタイミングで新機能を段階的にリリースして実業務で使っていただきます。

このように、優先順位の高い機能から段階的にリリースしていくことで、お客様は早期に開発コストの回収が可能になり、高い投資対効果を得ることができます。

まとめ

いかがでしたでしょうか。
以上が共同開発プランの実際の事例になります。

このサービスの目的は、収益性の向上に貢献するソフトウェアの開発とシステム開発内製化を担う技術者の育成を同時に実現することでした。そして、こちらの事例ではそれを実際に実現することができた好例と言えます。

私達は、このようなサービスをより多くのお客様にご提供させていただき、システム開発力の向上に貢献したいと考えております。
しかし、このプロジェクトを開始するまでにはクリアしなければならない大きな問題がありました。

それは契約の問題です…
このようなプロジェクトだと、一般的なシステム開発で行われる請負契約で仕事をお請けすることができません。私達の役割上、どうしても準委任契約となってしまいます。

準委任契約というのは、私達受託側が「ソフトウェアの完成責任」と「瑕疵担保責任」を追う必要のない契約です。

仕事を依頼する側からすれば、当然ですが「なにも完成しないまま契約期間満了で逃げられるのでは?」「あとでバグが見つかっても知らんぷりされるのでは?」という心配がどうしても出てくると思います。

今回のプロジェクトでは、Nさんが中心となって、この難しい社内調整を行っていただいたことで、なんとかプロジェクトをスタートすることができました。Nさんには本当に感謝しております。

さて…

最後の最後になって、恐らくすべてのお客様の不安要素となるであろう契約の件に関してお伝えさせていただきました。

この情報は、この長い文章を最後までお読みになっていただき、そしてこのサービスにご興味を持っていただいたあなたにはネガティブな情報だったかも知れません。

しかし、私達は折角ご興味をもっていただいたあなたに対して「後出しジャンケン」のようなことはしたくありませんでした。ですので、実際にお問い合わせを頂く前にこの情報をお伝えしたかったのです。

もしこのサービスをご検討いただけるのであれば、どうしても「契約内容」に関する問題がボトルネックになるケースが出てくるかと思います。
私達も、この契約の問題をクリアするために有益な情報をできる限りたくさん、こちらのサイトで発信していく予定です。

お問い合わせ

この記事でご不明な点やわかりにくかった点はございませんか?

私達はシステム開発の内製化をサポートする専門家として、より皆さまのお役に立てる情報を発信していきたいと思っております。

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  • 「こんな情報が知りたい。」
  • 「具体的なサポート内容が知りたい。」

など、システム開発の内製化に関することであればお気軽にお問い合わせください。

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