動くものを確かめながら、開発プロジェクトを立て直す【Qiita Conference 2022講演資料】
Qiita Conference 2022で、完成に至らなかったWebプロダクト開発を、FileMakerを使って再び進めた事例を紹介しました。題材は、医療機関の経営に必要なデータを扱う管理会計システムです。技術の選択と、お客様と一緒に開発を進める方法をお話ししました。
まだ存在しない業務を、最初から細かく決めきれるか
新しいサービスのための開発では、参考にできる既存業務が十分にないことがあります。資料では、要件が曖昧なまま設計・実装を進めた旧プロジェクトの難しさを取り上げました。
何を作るかを最初にすべて決めることに無理があるなら、早い段階で動くものを作り、利用する人と確かめながら具体化していく。再始動した開発では、この進め方を採りました。
週ごとの試作と確認を、開発のリズムにする
講演では、月曜日に開発する機能を確認し、週の中で実装、金曜日にデモと検証環境への反映を行うサイクルを紹介しました。
図やタスクを共有する道具も使いながら、動くソフトウェアをお客様に試していただき、次の開発へ反映します。要求の変化を受け止めるために、作業の進め方と契約の形も含めて整えました。
FileMakerとJavaScript、両方の強みを使う
FileMakerの開発効率を生かしつつ、必要な画面の操作性はJavaScriptのUIライブラリ「Webix」で補いました。
資料では、プロトタイピングの進め方、FileMakerとWebixの組み合わせ、双方を扱える開発チームを成功要因として取り上げています。単に道具を置き換えたのではなく、技術と開発の進め方を合わせて見直した事例です。
続編では、チーム開発と標準化も紹介しています
同じ事例を詳しく取り上げたClaris Engage Japan 2022の講演では、要件分析、開発ルールの共有、チームで保守しやすい仕組みなどを補足しています。
講演名:失敗したWebプロダクト開発プロジェクトを復活に導いたローコード開発プラットフォームの魅力
講演動画を見る(YouTube、2日目配信の15分48秒から)
途中で止まった開発も、まず何を確かめれば再び進めるのかを一緒に整理できます。はじめのご相談で、いまの状況をお聞かせください。