FileMaker

ローコード開発プラットフォーム Claris FileMaker でつくる基幹システム / パイロットアプリ開発ミニPJ #0 自己紹介

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初めまして。
長野県は千曲市にある製造業の会社で、生産管理業務を担当しているニシザワです。

今回、株式会社ライジングサン・システムコンサルティング 岩佐さんから公式YouTubeチャンネルをスタートされるとのお話がありました。
そこで、内製化支援サービスを利用している私が生の声を発信できないかとご相談をいただきました。

私が内製化支援サービスを利用してから6年、岩佐さんと出会ってから7年が経ちます。
独りで開発してきたときの苦悩、そして内製化支援サービスを利用した体験から、みなさんにお伝えできることがあるのではないかと思い、公式YouTubeチャンネルのブログ担当をさせていただくことになりました。

業務改善やシステム化に悩まれている業務開拓者、そして独りで黙々と開発をされているインハウス開発者を応援できるようなブログになれば良いなと思っています。

1.自己紹介

改めまして、ニシザワです。

この記事の前に自己紹介記事を書きました。
岩佐さんにチェックしていただいたのですが、少し暴走しすぎたようです。
(ボツになりました)

それでは、よろしくお願いします。

1-1.こんな仕事をしていました

私は生産活動のありとあらゆる場所に顔を出す仕事(生産管理)をしていました。
詳細は下記の「内製化支援・共同開発プラン」に記載されています。

その中の人(Nさん)が私です。

当時リリースした物流管理システムでの苦悩、改善検討・FileMakerや岩佐さんとの出会い、そして、システムリリースまでの道のりがご理解いただけると思います。

また、岩佐さんが2016年のFileMakerカンファレンスにて、「内製化とアウトソーシングのハイブリット開発で、小さくはじめて大きく育てる超高速開発を実現。」のセミナーを開催されています。

【FileMakerカンファレンス】内製化とアウトソーシングのハイブリット開発で、小さくはじめて大きく育てる超高速開発を実現。

その中で内製化支援サービスを利用してことを発表していただいています。
※54分40秒あたりから私もご紹介していただきました。(嬉しかったな〜。映ってないけど)

ホームページや動画では、主に物流管理システムを中心にお話が展開しています。

そこで、物流管理システムが開発される前の状況を少し詳しくお伝えします。
そして、物流管理システムが開発された後は、どのような経路を辿ってきたのかをお伝えいたします。

2.物流管理システムの前後

2-1.物流管理システムの開発に至るまで

製造業では製品を製造する各工程で、作業実績を記録しています。
実際は作業した日付、製品及び台数をノートやメモに記載して、紙の実績表に転記し、Excelに実績を入力する作業をしていました。
例えば、1つの製品の進捗状況を確認するためには、どの工程まで進んでいるのかを各工程の実績ノートから探していきます。複数の製品を確認することになると、この作業だけで一日の業務が終わってしまうほどでした。

そのため、この物流管理システムを開発する前にAccess / PHP + MySQLで、作業実績システムを開発しています。
当時利用していたパソコンにAccessがインストールされていたことで、これを使って紙管理から脱却できないかと考えました。
まずは、書籍を購入し、Accessが学習できるホームページ(魔法使いの開発工房さんにはお世話になりました)を閲覧して、生産管理と並行しながら開発しました。

そして、新しいシステムをユーザーが体験したことによって、ユーザーから数多くのシステム開発の依頼がきました。その依頼は、広範囲の業務やスポット業務のシステム化であり、開発システムは小規模から大規模開発まで様々でした。
しかし、生産管理と平行してシステムを開発することに限界を感じていました。

それは、開発する時間が足りないことです。

そこで、ローコード開発で開発スピードを速めることができないかと考えるようになったときに出会ったのが、FileMakerプラットフォームでした。
当時はFileMakerの開発を日本語で学べる体系的な学習ガイドが少なく、FileMaker界隈で著名な方たちが執筆された書籍を購入し、その書籍たちと英語圏の情報を参考にして、見よう見まねで開発していました。
しかし、ここでもスキルが追いついていないために、拡張性や柔軟性が低いシステムになってしまい品質が高くありませんでした。

そんなときに、岩佐さんと出会いました。

2-2.物流管理システムの開発後

岩佐さんと無事に物流管理システムをリリースしたことで、社内でのFileMakerプラットフォームの開発実績を積み上げることができました。

それは非常に順調なスタートでしたが、現在までに幾度となく開発が停止したことがありました。

反対派勢力が拡大し、すべての開発がストップしたこと。

また、FileMakerプラットフォームを選択した理由を何人もの経営層に聞かれて説明をしたが、それでも機能拡張に伴うユーザーライセンスが追加されることがなく、お蔵入りになったシステムがあったこと。

そして、FileMakerプラットフォームかつ、内製化で開発する体制が他社と比べて費用対効果が良いのかと言う点に疑問を持った経営層もいました。この体制に理解を得ようと、岩佐さんのサポートを得ながらRFP(提案依頼書)を自ら作成して、各社ベンダーに配布してリサーチをしたこと。

岩佐さんが社内SEだったから、様々な要因で思った通りにプロジェクトが進まなかったときも「内製化支援のサービス」で助けられたと言っても良いぐらい、IT全般に関わることをサポートいただきました。

そして、定期的なペアプログラミングやFileMaker資格認定試験に挑戦したことなど、少しずつの積み重ねてきました。
今ではFileMakerプラットフォームで拡張性や柔軟性が高いシステムを開発〜運用・保守ができるスキルを習得して、実践で活用できるレベルまでに支援していただきました。

気がつけば、小さな業務改善からスタートしたことが、スモールスタートのシステム開発へつながり、基幹系システムの提案、開発、そして運用するプロジェクトを担うまでになりました。
※5つからスタートしたFileMakerライセンスが、いまでは100以上になっています。

3.まとめ

内製化支援サービスを実際に利用させていただいた立場からみなさんにお伝えできることは何かと考えたときに、動画トレーニングのテクニックを実際に稼働しているシステムではどのように利用しているのか。もしくは、どのような利用が想定できるのかなど、内製化の支援をいただいたからこそ、開発者とユーザーに最も近い生の声がお伝えできるのではないかと考えました。

最初はスモールスタートで良いということ。
でも、やりたいことはたくさんあっても良いこと。
そして、勇気を持って内製化へ突き進んでもサポートや応援してくれる人がいること。

この動画トレーニングを通じて、業務開拓者やインハウス開発者の「実現したいを実現する」を応援したいです。
私もこの動画トレーニングを通じて、今までの復習と学習を兼ねていきたいと思っています。

長期間にわたるシリーズになると思いますが、お付き合いいただければ幸いです。

愚痴や苦悩もしくは、質問や疑問などがございましたら、株式会社ライジングサン・システムコンサルティングのお問い合わせ、またはTwitterに、ご連絡いただければ幸いです。

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